一般の方から学生まで金箔体験を楽しめる
金沢で創業して120年になる老舗金箔メーカー「かなざわカタニ」は、ただ製造するだけでなくユーザーに体験してもらって親しみをもってもらうことを重視しています。
金箔貼りは江戸時代の頃から脈々と技術を発展・継承してきており、繊細で我慢強い作業が必要になります。
しかし、一般の人にやってもらう体験はそこまで難しい作業は必要ありませんので安心してください。
まずは銘々皿やお弁当箱、ストラップなど土台となるモノと型抜きシールを選んでもらいます。
デザインや位置を決め、いざ金箔貼りチャレンジです。
吹いたら飛んでいってしまうかもしれないほどの極薄の金にドキドキ・ハラハラするでしょう。
でもできあがりの作品を見たら喜ぶこと請け合いです。
大人だけでなく子供にも楽しんでもらえるプランも用意しています。
それは小中高校生を対象にした体験学習です。
修学旅行等で訪れる子供たちが多いので、学んで帰ってもらえれば先生や親御さんも喜んでもらえるでしょう。
金箔が金沢でこれだけ発展してきた理由は、江戸幕府が箔付けを江戸と京以外を禁止していたため、バレないように密造していたことで繊細で深い技術を追究できたことによります。
電気を通しやすい金の特性から、雪が多く湿度の高い気候である金沢で作業が非常にやりやすかったのです。
このような知識を学ぶことで、金箔ひとつとっても深い歴史、科学のふしぎがあることがわかります。
学生にとっては良い経験になるでしょう。